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琉球・沖縄の「医食同源」を文化財に。沖縄美ら島財団が紐解く、島ヤサイと行事食に込められた深い物語

2026.05.11 by Okinawa&Topics

琉球・沖縄の食文化の価値を明らかにする調査を実施

一般財団法人 沖縄美ら島財団は、文化庁の「食文化ストーリー」創出・発信モデル事業において、琉球・沖縄の伝統的な食文化に関する調査を実施しました。本事業は前年度に引き続き採択されたもので、調査成果をまとめた報告書とチラシを作成し、文化財としての価値を明確にすることを目指しています。

琉球・沖縄の伝統的な食文化を紹介するプロジェクトのメインビジュアル
琉球・沖縄の豊かな食文化

文献調査やアンケートで探る「島ヤサイ」と「行事食」

調査では、研究者や琉球料理ユネスコ無形文化遺産登録推進委員会と協力し、県内外の史料調査や10代から90代を対象としたアンケートを行いました。沖縄で古くから大切にされてきた「医食同源」の思想に基づき、豚レバーを使った「チムシンジ」や、喉の渇きを止める「ナーベーラーンプシー」など、養生食としての価値を再確認しています。巻末には琉球王国時代から現代までの「食文化略史」も収録されており、歴史的な変遷を辿ることができます。

医食同源の思想が根付く沖縄の伝統料理の数々
滋養に富んだ沖縄の養生食

文化財登録を目指し「食文化ストーリー」を発信

また、祖霊祭祀(十六日祭・清明祭・盆行事等)の代表的な供物である「ウサンミ(御三味)」や「ジューバク(重箱)」についても実地調査が行われました。地域ごとに異なる伝統的な供物の形を記録するとともに、若い世代への島ヤサイの普及・継承に向けた課題も浮き彫りになっています。沖縄美ら島財団は、これらの調査結果を通じて、沖縄の豊かな文化資源である食文化の文化財登録を目指し、今後も専門的な調査研究と教育普及活動を推進していく方針です。

沖縄各地に伝わる祖霊祭祀の行事食と島野菜
地域ごとに特色がある行事食

施設概要

施設名
一般財団法人 沖縄美ら島財団
所在地
沖縄県国頭郡本部町字石川424番地
#文化庁#沖縄#沖縄美ら島財団#琉球料理#食文化